◆あ~やっぱりガンだね!

 

短いようで長い1週間、パソコンで病気を調べるばかりする1週間
でも、まだ心に余裕がありました
先生が多分大丈夫って言ってたし、仮に何か見つかっても、簡単に治る病気かもしれないし

キレイな待合室で雑誌をパラパラ見ながら呼ばれるのを待ちました

先生は忙しくカルテを見ながらこちらを向いて
何の前置きもなく神妙な顔もせず
「あ~やっぱりガンだね」
そう言いました(本当にこんな言い方で)
誇らしげな印象さえ受けました
このクリニックのウェブサイトには「乳がん発見者数」って人数を掲示しているので、そこに私が加わり一人人数が増えたんだろうと
多分大丈夫って言ったくせに「やっぱり」なんて酷い!

「初期の乳がんである可能性が高いし手術で完治する可能性もある」
そんな事を言われた気がします
手術を受ければ、命は助かる可能性が高いってこと?
漠然とそう思いました
ガンの告知を受けたばかりなのに、そう言われて少し安心さえしました
命が助かるなら、次はこの質問をしなければいけない

「先生、実は結婚したばかりで将来は子供を持ちたいと思っているんですけど、乳がんでも子供は持てるんでしょうか?」

下着屋クローブ ドクター

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