◆長い夜

その夜は本当に長くて苦痛だった。
手術の後、私は点滴とドレーン、そしてバルーンカテーテル(尿を採る管)にも繋がれていました。
夜になるとさすがに傷も痛んだし、長く横になってたせいで腰も背中も痛くなった。寝返りは出来ない。傷が痛いし、ゴソゴソ動くと点滴やドレーンやらの3本の管も一緒についてくるので動けないのです。困った。出来る事と言えば、頑張って手を伸ばしベットをギャッチアップ、ダウンさせるくらい。(うるさくて迷惑な患者だったと思う)
短い眠りと覚醒を繰り返し、痛い身体をゴソゴソ動かし限界を感じて時計に目をやると…

まだ22時!!
起床まで8時間~~!!

30分~1時間おきに時計を見て過ごした。
ここで意外な発見。

これまで介護福祉士として、バルーンカテーテルをされた高齢者のお世話は何度もした事がありました。管を伝って膀胱の尿が運ばれるので、尿意なんて催さないと思っていたのに、、これがあったのです。そして、これには困った。大変困った。我慢しきれなくなったところでナースコール。お恥ずかしながらその事をナースに伝えると、夜勤の若くて可愛いナース(推定25歳)が管の向きを変えたり調節して感じよく対応してくれた。

ともかく、こんな長い夜は今まで経験がなかった。。。

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