◆自分の将来も医療者に相談する勇気

現時点で最善の治療と考えられる治療法のことを「標準治療」といいます。標準治療は「並みの治療」ではなく、高い効果が期待でき、安全性も確認された、現時点での最善の治療法です。主治医は標準治療を基本として患者さんの治療方針を考えます。

しかし、患者さんの状態は一人ひとり異なるため、主治医はその時点での患者さんの状態を確認しながらもっとも適した治療法を選択しています。
私の主治医も、私にとってベストな治療法としてホルモン療法を勧めて下さいました。

しかし、一人ひとり異なるのは、患者さんの身体状態だけでなく「価値観」や「将来設計」など気持ちの面も含まれると私は考えます。

そしてそれらは、自分で話さなければ主治医には伝わらない。

 

ホルモン療法をしない、と言う選択が本当に正しかったのか今でも分かりません。
しかし、自分の価値観や妊娠・出産などの将来設計を主治医(医師に相談するのが難しければ、看護師や相談センターのような場所も良いと思います)に相談し、治療のメリット・デメリット・治療をしないリスクをよく理解した上で後悔のないように治療に臨みたいと私は考えました。

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