◆養子を迎えると言う考え
将来子供を持てる保証はない(病気があろうがなかろうがみんなそうかも知れませんが)そんな事を考えている時です。
「adoptionを考えてみない?」
それは夫からの意外な提案
adoption=養子縁組
養子縁組??って…考えた事もなかった!
私達が望んで叶うものか分からないけれど、病気で妊娠出産ができなくても子供を迎えられる唯一の方法かも知れない。手術の後落ち着いてから養子を迎える事が出来れば親になれる。そして仮に、抗がん剤やホルモン療法の治療があったとしても、5年経ってお薬の治療が終われば、そこから妊娠出産を目指し、二人の子の親になる事も考えられるんじゃないか?と言うのです。
夫は幼少期からいくつかの国で生活をしていた事もあり、色んな国で色んな家族のあり方を見てきて、感じる事があったのだと思う(それか、そもそも彼にはこのような考え方が備わっていたのかも知れません)
素晴らしい考えだとは思うけれど、なかなか「そうしよう!」とはすぐに言えない。分からない事が多過ぎて。私が知らないだけで、私のり周りにも養子を迎えている家族って結構いるんだろうか?手続きや相談はどこでどうするのか?戸惑い疑問は増えるばかり。
さらに私達夫婦の場合、夫は肌が白くて茶色い髪、目は青い。私は黄色い肌に、黒髪、濃い目。養子を迎えても血のつながる子供でない事はどこかで分かるかも知れないし、私達を見た人はどう思うんだろうか。そんな状況でその子を幸せに出来るのか?幸せな家庭を築けるのか…?
難しい問題が沢山ある。
けれど、それでも養子を迎えて家族になると言う考え、そしてそれを受け入れる気持ちがあると言うことは、とてもありがたい事だった。そして、次の答えは今後の手術や治療を受ける上で大きな支えになった。
「血のつながりのない子を我が子として心から愛していけるものなのか?」
「私達を見て周りの人がどう思うか分からないけど、二人の子供として迎えた子は愛していけるよ」