◆新しいおっぱいづくり④5年前との違い
入院。
5年前(2013年)の乳がん手術の時は確か、手術の前日に入院していくつかの検査を経て手術に望んでいた。そして、記憶がちょっと怪しいけれど、確か夜9時くらいから絶食で点滴につながっていた。当時は病気や手術への不安が大きく消耗し切っていた。が、今回は違う。前日入院というところは同じだけれど、検査などなんにもない。0時まで食べて良いし翌朝6:30まで水なら飲んでも良い。点滴は手術当日につなぐらしい。これは手術内容が違うためか、病院が違うためか、最近の傾向なのか全くわからないけれど、水が飲めるのは嬉しい事だ。手術は嫌だけど新しいおっぱい作りに少なからずワクワクしている自分がいる。
14時頃には病室に入ったが検査がないのでする事がなくなった。
今回も私は4ベッドの大部屋だ。
夕方、娘たちが保育園から帰ってきた時にLINEでテレビ電話をした(これも5年前のガラケーにはなかったことだ!)彼女たちは少し私と話をしたものの、すぐに画面アウトした。母(私)がいない寂しさを感じている様子はなく、それぞれに忙しそうだった。長女はすぐにお料理(おままごと)を始めたし、次女は自分の足先を見つめるのに忙しそうであった。夫は「家の事は心配しないでね、それより病院であまり仕事をしないでね」と心配していた。入院準備カバンにノートパソコンを入れているところを見られていたらしい。結婚6年目、夫には何かと心配をかけて申し訳ないと思う。そうだな、早く寝てコンディションを100%に持っていくのが今の私の仕事なのだ。
赤ちゃんの寝かしつけも長女の仕事
しかしながら、「少しだけ」と思いパソコンに向かっていると「ボーマンさ~ん」とカーテン越しに声をかけられた。形成外科の回診とのことで、シャーっとカーテンを開けられると美しい主治医と他にも先生たちが6名ほど勢ぞろい。急いでパソコンを閉じようとしている私を、先生方は何も言わず冷静に見つめていた。病院では、ラブストーリーではなく回診が突然にやってくる。
手術は翌日の朝一番(8:30)。
母親は手術前に面会に来ると言ってくれていたが、朝早すぎるため(自宅から片道1時間半以上かかる)手術後にはいるようにするわ、と言った。
次回:手術前夜に主治医に呼ばれる
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