◆新しいおっぱいづくり⑤油性ペンでマーク
手術の前夜(20時頃)主治医に呼ばれた。
手術のためのマークをペンで書いたり写真を撮ったりするらしい。
この先生はいつ休んでいるんだろうか。
外来で診察(たいてい待合室に患者さんはあふれている)、入院している方々の回診、手術のための準備、翌日は朝いちばんから手術だ(私の)。
せっかく先生にお会いしたので、気になる事を聞いてみた。
Q:先生、いつ休んでらっしゃるのですか?
→あはは、休んでますよ!
Q :昨年、脂肪注入による乳房再建が保険適用になるのではと噂がありましたがなりませんでしたね。
→確かに、脂肪注入が保険適用になるかも知れないとの話がありましたが見送られましたね。ただ、脂肪注入だけで乳房をつくるというのではなくて、他の方法で再建したけど”へこみ”が気になる方などへの”小修正”のためだったようです。
なろほど。エキスパンダー入れて待っている間に脂肪注入による再建方法が保険適用にならないかと期待していたけれど…ちょっと難しそうだな。ちなみに私の場合、エキスパンダー入れた後の脂肪注入による再建は、経済面とは別の理由でも難しい事も分かった。皮膚を薄く引き伸ばすと注入した脂肪細胞に栄養が行きにくく生着しにくいらしいのだ。私は皮膚が薄いらしい。
油性ペンマーク、×や〇とか色々書いてある
さて、手術は嫌だけれどもうジタバタしても仕方なく、いよいよ明日だ!
イメージ:ソファの上でジタバタする次女(0)
手術は嫌だけれど覚悟を決めよう。
イメージ:よそを向いて動きをとめる次女
その晩はしっかり眠って、朝いちばんに手術室へ向かった。
手術室は私にとっては極めて非現実的な景色。やはり緊張する。
広い手術室に患者らが次々と入ってきて、それを医療者らが迎える。
ここで働く多くの医療者(執刀医や麻酔医や看護師など)にとってはこれは日常の風景なのだと思うと、ちょっと不思議な感じがした。
点滴をつないで(他にも諸々つないで)、後は「終りましたよ~」と声を掛けられるのを待つのみとなった。
次回「終りましたよ~」
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