大人のためのがん教育 中国銀行様でお話をさせていただきました!
大人のためのがん教育
中国銀行様でのがんセミナー
中国銀行様でのセミナーのお話をいただいてから、コロナ禍に突入し対面での予定をオンラインに切り替えて当日を迎えました。(パソコンに向かってもくもくと話すのは、ある意味、人前で話す事より緊張しました^^;)
さて、普段から医療保険を扱われていらっしゃり”がんに対する基本(以上)の知識”、”病気に対する金銭面の備え”について知識が豊富な方たちを前に、私がどのようなお話ができるのかと考え、担当者さんと相談を重ねアドバイスをいただきながら構成・内容を練りました。
私のがん体験、もしも自分にがんが見つかってしまった時のためのメッセージ、とともに、社会・職場からのがんに対するアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見、思い込み)をメインにお伝えする事に。
職場でがんの告白をすると、色んな人が色んな声かけをしてくれると思います。
「仕事の事は気にしなくて良いから治療に集中してくださいね」
「あなたの事をこれからも頼りにしたいから、これまでと同じようにお願いね!」
それぞれが優しさや思いやりを込めた言葉だと思います。
しかし、受け取る側からしてみてはどうでしょうか?
「しばらく落ち着いて治療ができそうで助かる!」と思う人もいれば「治療に集中してくださいって、もう私は必要ないって事?」とショックを受ける人もいるかも知れません。「必要とされているって嬉しい!」とやる気になる人もいれば「今は治療で気持ちがいっぱいなのに、言い出せない」とツライ気持ちになる人もいるかも知れません。
親切な言葉を選んでいるのになぜこんな事になってしまうのか?
それは、自分と相手は価値観が違うし、受け取り方は相手次第だからです。
自分では配慮をしているつもりでも、残念ながら「一方的な配慮」になっている可能性があるのです。
じゃあ、どうしたら良いのか?と言うのは、難しい問題です。まずは「これは一方的な配慮になっていないか?」「私はがんに対するアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見、思い込み)」を持っていないか?と自分に問いかけてみる必要があるのだと思います。
事前質問を沢山いただき、当日は沢山の方が視聴をして下さいました。
職場の上司や同僚が「職場の同僚や部下にがんが見つかってしまったら?」と真剣に考えてくれてるって嬉しいですよね。
今回は私にとっても非常に貴重な体験でした。
がん教育ってどうして必要なの?
生涯のうち国民の二人に一人がかかると推測されるがんは重要な課題でとされ、健康に関する国民の基礎的教養として身に付けておくべきものとなりつつあります。小・中・高校へのがん教育は義務教育に取入れられ、文部科学省のホームページを見ると、「子どもに対しては、健康と命の大切さについて学び、自らの健康を適切に管理し、がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識をもつよう教育することを目指す」とされています。
ふたりに一人ががんになる時代
「ふたりに一人ががんになる時代」と言われてもう何年も経ちますが、やはりご自身に”がんの告知”や”がんの疑い”を告げられると「まさか!どうした私が・・・」とショックを受けてしまう方が多いのではないでしょうか。
国立がん研究センターなどの2015~18年の調査では、「がんの疑い」と説明を受けた時点で33・3%が離職を検討していました。そのうち、5・7%は、なんと確定診断を受けるためにがんの専門病院を初めて受診するまでの間に離職していました。「びっくり離職」とも言われています。この時期の離職理由は「周囲に迷惑をかけたくない」と「体力的に続ける自信がなくなった」でした。
職場で配慮は必要かも知れませんが、がん治療と就労の両立をされている方には沢山お会いしてきました。同時に「あの時急いで仕事を辞めなければ良かった・・・」と後悔している方にもお会いした事があります。
がんをなくす事はまだ難しいかも知れませんが、正しい知識さえあれば、”がん離職”、特にびっくり辞職はゼロにできると考えます。そのためにも、がんに対する正しい知識は必要なのです。
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